廿日市女子高生殺人事件

2000年代
2004年10月05日火曜日

廿日市女子高生殺人事件(はつかいち じょしこうせいさつじんじけん)とは、2004年10月5日に広島県廿日市市に住む女子高生が自宅で刺殺された事件。


事件当日の状況、特徴
午後3時ごろ、広島県廿日市市上平良の自宅にて、長女が若い男に刃物で刺された。
長女は高校から帰宅後、自宅離れ2階の自室で仮眠を取っていた。
長女の悲鳴と階段を駆け下りる音を聞き、祖母と妹(次女)が駆けつけた。
離れ玄関先で長女が刺され、大量の血があった。
長女の部屋の枕元の音楽機器に接続されていたイヤホンが外れており、長女はあわててベッドを離れたと思われる。
離れ1階で男は祖母にも襲いかかり、背中や腹を10ヵ所ほど刺して逃走した。
妹は裸足のまま、30m離れた近所の園芸店に助けを求めた。
長女と祖母は重体に陥って病院に運ばれた。長女はまもなく出血多量で死亡、祖母はその後回復した。
長女は学校内でのトラブルなどもなく、犯人の動機は不明。
被害者を1階の玄関まで追って刺すという、凶悪性の高い犯行。
犯人像
年齢:20歳くらい(元FBI特別捜査官らによれば、被害者と同年代の可能性があると指摘)
身長:165cmくらい
体格:がっちり型
特徴:目が細い、頬にニキビ様の跡
髪型:当時は髪を立たせており、若干茶髪
靴:DUNLOP製運動靴(約26~27センチ)※アッパーはこれ以外の種類有
容疑者の逮捕・裁判
事件発生から14年間にわたり犯人が逮捕されず、報道などで未解決事件として取り上げられるようになり、捜査特別報奨金制度対象事件ともなっていたが、2018年4月13日に別の暴行事件において任意捜査対象であった山口県宇部市の35歳の会社員の男(事件当時21歳)のDNA型・指紋が、当時現場で採取されたDNA型・指紋などと一致したため、本件の殺人容疑で逮捕された。
供述によると事件当日は、山口県宇部市から広島県廿日市市の犯行現場までバイクで向かったという。
事件発生前後には、バイクに乗った不審な男性の目撃情報が複数寄せられていた。また、犯行現場の廿日市市に居住歴はなく、「以前務めていた会社を解雇され、自棄自暴になった」「通りすがりに犯行に及んだ」等と供述している。
容疑者は、宇部市内にある土木建築会社に、十三年前から勤務していた。
社長は「無断欠勤などなく、仕事態度は真面目であった」と評価しており、口数は少なくて大人しかったという。
容疑者の父親も、「気は弱いし、引っ込み思案の性格」と評している。
しかし、2018年4月上旬に、イラついたという理由で後ろを向いていた部下の左足上部大腿部を走り寄って蹴り上げ警察に通報され、その際に山口県警察本部が男の指紋を採取し、このデータを本件遺留物の指紋と照合したところ一致を見たことから、容疑者のDNAを採取して鑑識によるDNA鑑定を経て、殺人罪の逮捕に繋がったものである。
同年5月3日に容疑者は死亡者の祖母に対する殺人未遂罪で再逮捕され、5月24日に殺人罪と殺人未遂罪で起訴された。
2020年3月3日、広島地方裁判所で開かれた裁判員裁判において、被告は起訴事実を認めた。同年3月18日に被告に無期懲役判決が言い渡された。

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