東京・山梨連続リンチ殺人事件

2000年代
2003年09月19日金曜日

東京・山梨連続リンチ殺人事件(とうきょう・やまなし れんぞくリンチさつじんじけん)とは、2003年5月から同年9月にかけて、東京都新宿区と山梨県北都留郡丹波山村で発生した殺人・死体遺棄・死体損壊事件。
警視庁における正式名称は奥多摩山中および秩父山中における連続殺人事件。


概要
犯行グループの男女11人は以前からクレジットカードを使った振り込め詐欺を繰り返していた。
2003年9月頃から元飲食店経営者Aを含む数人を埼玉県戸田市のアパートに監禁し、9月19日に山梨県北都留郡丹波山村親川地区にてAの首を絞めるなどして殺害した。
またAをいったん解放した後に、殺害したことが判明している。
2003年10月4日に東京都西多摩郡奥多摩町の町道で人間の右腕が落ちているのを猟友会のメンバーが発見した。
司法解剖の結果、身元はAと判明した。
容疑者の逮捕と新事実の発覚
その後、2004年1月8日までに未成年者2人を含む男女8人がAに対する逮捕監禁容疑で逮捕された。
後に殺人・死体遺棄・死体損壊容疑で再逮捕されている。
その後、容疑者らの供述により小菅村で白骨化したAの頭蓋骨が発見された。
また8人のうち数人が別の事件に関与した疑いが強まり、追及したところ、別の男性に暴行を加えて死亡させ、死体を埼玉県秩父郡長瀞町に遺棄したとも供述した。
1月12日に長瀞町の山中を捜索したところ、人間の胴体が発見された。
身元は元スナック店経営者Bと判明。
Bは、2003年5月27日に新宿区歌舞伎町から行方がわからなくなり、家族が捜索願を出していた。
その後の捜査で5月27日に犯行グループらがBを歌舞伎町のホテルで暴行して死亡させ、翌日、長瀞町に遺体を遺棄していたことがわかった。
国際指名手配
Aの事件について、共犯者の残りの3人がすでに南アフリカ共和国へ逃亡しており、国際刑事警察機構を通じて国際指名手配された。
2004年4月12日に警視庁は主犯格の男を含む逃亡中の3人に対し、逮捕状を取り、Bに対する殺人・死体遺棄・死体損壊容疑で指名手配した。
3人のうち2人はAの事件でも国際指名手配されている。
Aに対する殺人罪等で国際指名手配されている3人のうち1人は、2004年6月4日にクレジットカード不正利用でアメリカハワイ州の刑務所に服役していた男が刑期を終えたために、アメリカ政府に警視庁が身柄の明け渡しを求め、アメリカ政府がそれに応じ、日本に強制送還され、その後逮捕された。
主犯格の男を含む2人は現在も逃亡中で、警視庁により指名手配されていると同時に国際刑事警察機構より国際指名手配されている。
判決
2004年9月15日に東京地裁(合田悦三裁判長)は2人の被告にそれぞれ懲役14年・懲役12年の判決を言い渡した。
2006年3月7日に東京地裁(合田悦三裁判長)は、事件当時17歳の少女に対し、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。
その後、少女が控訴。
2007年8月に東京高裁は、前述の判決を支持し、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。
2011年11月1日、警視庁はAの殺害容疑で国際指名手配されていた事件当時19歳の少女を逮捕した。
女は、逃亡先の南アフリカ共和国から、知人を通じて出頭するために帰国する意向を告げ、成田空港で身柄を拘束された。
同年11月23日に女は共謀や殺意の面で立証が困難として、嫌疑不十分で不起訴処分となり釈放された。
指名手配被疑者
指名手配被疑者(甲)


氏名
松井 知行 (まつい ともゆき)
異名
三浦直樹(みうら なおき)、ながの ともゆき、長野、どい ともゆき、とよた ともゆき、豊田、カイ モーガン、Kai Morgan
性別
男性
生年月日
昭和46年(1971年)12月4日生(犯行当時31歳、現在48歳)
身体特徴
身長174センチメートル位
右の上腕に「L字型」の傷跡、右の上腕に長さ5センチメートル以上の手術の跡
目が鋭く切れ長、目が悪い
(平成15年頃の情報)
指名手配被疑者(乙)


氏名
紙谷 惣(かみや そう)
異名
コウ、坂元、Koos
性別
男性
生年月日
昭和49年(1974年)3月28日生(犯行当時29歳、現在46歳)
身体特徴
身長171センチメートル位
右足に真っ直ぐな傷跡、顎に0.3センチメートル未満のほくろ
額がはげ上がっている、目が鋭く切れ長
(平成15年頃の情報)
逃亡先に関する情報
手配の男2名は、事件発覚直後の平成15年(2003年)10月頃、他国経由で南アフリカ共和国に入国しています。この際、松井知行は、偽名のパスポートを使用したことが判明しています。
また、その後の関係者の話から、現在もなお、南アフリカに潜伏している可能性が濃厚です。
逮捕
東京都奥多摩町で2003年、拉致された男性の切断遺体が見つかった事件で、南アフリカに潜伏していた男(46)(殺人容疑などで国際手配)が3日夕に帰国し、警視庁は逮捕監禁容疑で逮捕した。
今後、殺人と死体損壊・遺棄容疑でも調べる。
新型コロナウイルスの感染拡大後、国際手配中の日本人が帰国するのは初めて。
63万人超が感染している南アは3月末にロックダウン(都市封鎖)を始め、国際線の発着を原則禁じている。
警察当局は外務省と協議し、男を南アから各国への帰還者向け特別臨時便に搭乗させたという。
捜査関係者によると、帰国したのは紙谷惣そう容疑者。
03年9月17日、仲間と共謀し、千葉県市川市の駐車場で元飲食店員の古川信也さん(当時26歳)と別の男性を車で拉致して、埼玉県戸田市のマンションなどに監禁した疑い。
紙谷容疑者は2日後、山梨県丹波山村のキャンプ場で古川さんの首を絞めて殺害し、遺体を切断して山梨県や奥多摩町の山中に捨てたとして、殺人と死体遺棄などの容疑で国際手配されていた。
事件後、仲間と南アに逃亡していたが、先月21日、南アの首都プレトリアの日本大使館に「指名手配されている紙谷だ」と名乗って出頭し、指紋で本人と確認された。
約17年間の逃亡を終えた理由について、「コロナで仕事も金もなくなった。日本に帰りたい」と話したという。

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